どのマンションでも問題となっているのは、「大規模修繕工事に対する意識が薄い」ということ。この問題をいかに早い段階で居住者の皆様に気付いていただくかが、大規模修繕工事を成功させる重要な要素です。
そこで、川本建築事務所では、管理組合の理事会様や修繕委員会様に調査に基づく結果報告を実施し、居住者の皆様には「調査診断結果報告会」を開催しております。自分達が住んでいるマンションの傷み具合を知っていただくと共に、このような状態を放置しておくとどのような問題が発生するのかを認識していただくためには、こうした結果報告が非常に大切になってくるのです。
「今回だけの大規模修繕工事を考えた設計を行わない」ということを重視している弊社では、工事の提案から資金計画の立案に至るまで、必ず10年、20年先を見据えたご提案に努めております。もちろん、管理組合様から組合運営についての方針や考えをお伺いした上で、長年のマンション修繕現場で培ってきた「組合目線でのサポート」も欠かすことはありません。
弊社であれば、管理組合様の方針を反映した長期修繕計画や資金計画の立案ができるだけでなく、「本当に必要な工事を必要な分だけ行う」という費用対効果の面でも、マンションの資産価値向上のお手伝いができると考えております。また、どれだけ資産価値が向上するのかを管理組合様に実感していただくために、専門家として少しでも多くのご提案を管理組合様に行い、「選択肢の幅」を広げることにも注力いたします。
川本建築事務所における現場監理業務では、巡回日を工事業者に知らせることはありません。各工程検査以外の現場巡回を不定期に行うことで、常に工事業者に「緊張感」をもって仕事をしていただくためです。
また、大規模修繕工事全体での大きなポイントは、居住者の皆様のご協力です。居住者の皆様のご理解とご協力がなければ、工事が円滑に進むことはないでしょう。そのため、弊社では、居住者の皆様に理解していただけるよう、難しい専門用語を用いずに資料の作成・説明の仕方・コミュニケーションを行うように注力しております。もしご縁があり、弊社に業務をご用命いただいた際に何かお気付きの点があれば、お気軽にお申し付けください。
